2007年05月27日

左手のピアニスト

フィンランドの作曲家、シベリウスの曲を始めて知ったのは中3の時。

吹奏楽コンクール広島県予選で、どこかの中学校が演奏した『交響詩フィンランディア』が無性〜に耳に残ったのを覚えてる。

高2の時、吹奏楽部の定期演奏会でその曲を演奏する事が出来たのは感動だったぁ…吹奏楽やってた6年間で、一番好きな曲になったよ。
(ちなみに私のパートはフルートです)

それからシベリウスの交響曲やピアノ曲もいくつか知り、実際に弾いたりした。

…なんというか
縁もゆかりもない北欧の音楽に、どことなく懐かしさとか温かさを感じる私。
もしかして前世はムーミンかも知れん。

シベリウスのピアノ曲集の解説やCDで、ピアニスト『舘野泉』の名前を知った。
やっぱり温かくて、大らかでも繊細で人間味のある音色が大好きになった。


なんと(やっと本題)

その、舘野泉さんのリサイタルに行って来ました。


脳溢血で右半身不随になってから、数年後に「左手のピアニスト」として復帰した彼は
ステージにゆっくりゆっくり、ちょっと左に傾いた歩き方で登場。
マイクを持って、曲の解説をしたり
各国に演奏旅行した時のおもしろエピソードを話したり
なんだか、凄いピアニストのリサイタルとは思えないアットホームな雰囲気でした。

左手だけで奏でるピアノ。

右手が動かなくなって
どれだけの悲しみ、苦しみがあったんだろう…
どれだけの精神力でそれを乗り越えたんだろう…

時々、指揮をするように右手が揺れてた。

アンコールでは、その右手も添えて1曲演奏してくれた。
体調と気分が乗ったときしか、右手は使わないんだって。

涙が出たよ。


今までにも何度か、有名な演奏家のリサイタルを聴いたけど
今日ほど、いつまでも聴いていたいと
「お願いだから終わらないで」と思ったのは初めてだったなぁ。

私の貧相なボキャブラリーでは表現しつくせない
夢のような時間を過ごせたことに感謝☆

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posted by 鈴 at 22:13| 広島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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